ロゴマークについて

 

 開院数年前から、AD/HDや自閉症スペクトラムと言われるお子さんたちやその保護者の方たちと関わり続けています。必然的に、診察する際にはさまざまな事を聞かないといけないのですが、みなさんそれぞれが、一言で言い表せないくらい辛い思いや経験を持たれています。僕が関わることで、そういった状態から抜け出せた人もいますし、残念ながらうまくいかなかった人もいます。僕もまたあれこれ悩みながら日々の診療に励んでいます。

 そんな折、古本屋さんでふと手にした本の中に以下の通りの詩がありました。これは僕がAD/HDや自閉症スペクトラムと言われるお子さんたちに対してこういう気持ちを持っていて欲しい、と日々思っていたことでした。また、自分自身もこうありたいと思っていました。(文才がないのでこんな表現の仕方はできませんが・・・)さらに、この詩の内容はAD/HDや自閉症スペクトラムのこどもたちだけでなく、日々のさまざまなストレスにさらされている一般の方たちにも通じるものがあるかと思います。

 というわけで、自分自身も含め、ありとあらゆる人たちへのメッセージとして、この詩の中から特に印象深い「心に太陽を持て、くちびるに歌を持て」というフレーズをもとに、このようなロゴマークにしました。

 

心に太陽を持て

 

心に太陽を持て。
あらしが ふこうと、
ふぶきが こようと、
天には黒くも、
地には争いが絶えなかろうと、
いつも、心に太陽を持て。

 

くちびるに歌を持て、
軽く、ほがらかに。
自分のつとめ、
自分のくらしに、
よしや苦労が絶えなかろうと、
いつも、くちびるに歌を持て。

 

苦しんでいる人、
なやんでいる人には、
こう、はげましてやろう。
「勇気を失うな。
くちびるに歌を持て。
心に太陽を持て。」

 

---フライシュレン作、山本有三訳---

 

 

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